寛文五年堂でしか作れない、手綯いならではのコシ
寛文五年堂だからできる、こだわりの喉越し
秋田県湯沢市稲庭町。ここには、うどんの神様が住んでいる。そんなふうに思ってしまうのです。
この地が古くから良質な小麦の産地であったこと。栗駒山地から清らかな水が流れ込む地形であったこと。そして、当時貴重品だった塩が川伝いの交易で運ばれてきたこと。
うどんの原材料となる小麦、水、塩、すべてに恵まれ、稲庭うどんはここに生まれ育ちました。私たち寛文五年堂は、発祥当時と変わらぬ職人の手作りで格別の美味を磨き続けています。
二本のかけ棒に縄を綯うように撚りを入れながら、あやがけして
細くしていく作業を「手綯(てない)」といいます。
きれいに撚りが入っているのが分かります。
捏ね、延ばし、小巻、手綯、平押しと、姿を変えるたびに
鍛えられるうどん生地。つややかで強いコシ、なめらかな喉ごしの
うどんは、すべて職人の手技に支えられています。
私たちのうどんは、断面に穴がありません。これは一連の
手作業を通して生地から余分な空気を徹底的に押し出すからです。
だから、ゆで上がりにむらのない、おいしいうどんができるのです。